舛谷研究室のページ

Tourism, Rikkyo Univ.

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マレー語が消えた

2007年10月06日 · Malaysia, Podcast

NHK ONLIN Malayが9/30でなくなっていた。ポッドキャストが更新されないのでおかしいと思っていた。
10月現在、日本語、英語、アラビア語、インドネシア語、ウルドゥ語、スペイン語、 スワヒリ語、タイ語、中国語、 朝鮮語、ビルマ語、 ヒンディ語、フランス語、ベトナム語、ペルシャ語、ベンガル語、ポルトガル語、ロシア語の18言語のうち、英語、アラビア語、スペイン語、中国語、朝鮮語、フランス語、 ポルトガル語、ロシア語にはニュース原稿もある。本国以外で聴く機会の少ないマレー語がなくなったのは、何とも惜しい。

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ISSCO VI

2007年09月28日 · Area Studies

ISSCOについては以前デンマークのVの様子を書いたことがあるが、今回はその次の7回目の世界大会。はじめて中国大陸での開催。キーノートでワン・ガンウーがきちんとしゃべらなかったのははじめてではないか。指名されて少しスピーチしたが、次にしゃべった王霊智がメインだった。Vまではここでワンが華人研究のキーコンセプトを打ち出し(前回は「留学生」)、それが以後数年の研究動向に影響するというパターンだったように思う。岩波の講演集(中華文明と中国のゆくえ)が出てるよと言うと、まだ見てないけど最新情報ありがとうと言われた。彼にとって日本で出版される初めての単著のはず。「中国文明史家」と紹介されてますよ、とは言わなかった。
神戸での世界華商大会からはしごして来た人も結構いた。私が司会したパネルでも神戸での日本人二胡オーケストラ披露の話が出ていた。(王維:越境する旋律)
南ア分会から恒例の、閉会式でのピーターの統計報告によると、150名の参加者があったという。注目の次期ボードメンバーの改選はLeo Suryadinata新会長(シンガポール華裔館)、Peter Li副会長再任(カナダSaskatchewan大)、前会長のTeresita Ang See(フィリピン華裔青年聯合会)が何と事務局というものだった。前会長のテシーは閉会式で中国人に名前をちゃんと言ってもらえなかったり、中国僑聯主催のお別れパーティーから帰りのバスでは寝込んでいて相当疲れた様子だったので、荷物を持ってあげた。でも部屋にもどれずロビーですぐボードミーティングがあって少しかわいそうだった。会長から事務局という順番は有りなのか?
次回2010年のISSCO VIIは新会長スリャディナタがシンガポール(華裔館+南洋理工大学)で受け入れるとのこと。できる限り参加し続けていきたい。

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北京空港の携帯シム

2007年08月31日 · Area Studies

フフホトから北京・上海経由、中国東方航空で日本に帰った。北京首都空港で時間があったので、ぶらついてみた。到着、出発階を問わず、荷物受け取りのターンテーブルの横にまで、中国電信のブースがあった。
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携帯番号(SIM)を買おうとしたら、230元(約3500円)と言われた。あれれ、通話料50元込みの神洲行は60元(約1000円)じゃないの?怪訝に思い、あちこちで聞いて回ったら「空港だから...市内に出たら」とブースのお姉さんに笑いながら言われた。なるほど空港値段なのか。確かに食べ物でもおみやげでもどこの国も空港は高いものだ。念のため到着階出て右側の中国電信のカウンターに行ったら、通常通り60元で買えた。めでたしめでたし。

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China in the World, the World in China International Conference

2007年08月06日 · Area Studies

Implications of a Transforming China: Domestic, Regional and Global Impacts
がマラヤ大中国研究所(Institute of China Studies, University of Malaya)の主催で8月5,6日の二日間に渡って行われた。場所はメインキャンパスのIPS(Institute of Postgraduate Studies)講堂だが、マラヤ大時代にマレー語を習っていたなつかしの建物。
私はICAS5があったので、二日目だけ参加した。結果的に取りを飾ることになったが、趣旨と合っていただろうか。事務局をつとめた楊国慶氏がプログラムおよびペーパーpdfへのリンク込みのウェブを作成してくれた。デンマークのISSCO Vで一緒だったメンバーも来ていた。初日の夜のディナーにマレーシアの知己が結構参加していたようで、出られなくて残念だった。

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さいたま市花火大会

2007年07月31日 · Tour

花火と言えば7月末の隅田川花火大会が思い浮かぶ。2万発以上でテレビ中継もある。花火、下町という連想はこの川筋の花火大会からだろう。 あの玉屋、鍵屋も両国橋を境に、それぞれ川上、川下で打ち上げていたという。
今年のさいたま市花火大会大宮エリアは、荒天のため一日順延され今日だった。旧三市合同花火大会だが、その頃は荒川総合運動公園一会場で縁遠かった。1992年のYOUR’S 360花火大会(Yono,Omiya,URawa)が前身というが、2000年に彩の祭典・三市合同花火大会、2001年のさいたま市誕生をはさみ、2003年からさいたま市花火大会となった。元々大宮市には大和田公園の大宮花火大会、浦和市には浦和競馬場納涼花火大会、2005年に編入した岩槻市には岩槻文化公園の岩槻市花火大会があった。合併に伴い3つの花火大会が一本化されていたが、今年から総称は「さいたま市花火大会」、会場は上記3つそのままに、大宮エリア、浦和エリア、岩槻エリアで同じく5000発ずつの花火大会が開かれる。大宮花火大会の頃は、近所の芝川沿いに花火が見えたが、4年振りの復活は喜ばしい。家からぶらぶら出かけると、土手が高くなっており、夕涼みしながら見るのにちょうどよい。
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ハブホテル

2007年07月30日 · Tour

ハブホテルとは特定目的の旅行者向けの宿泊施設である。たとえばシンガポールは、メディカルツーリズムにターゲットをしぼったホテル開発を進めているという。ノベーナの医療ハブ、タントクセン病院やノベーナ・メディカル・スイーツ近隣にファーイースト・オーガニゼーションが進めるプロジェクトや、カランのスポーツハブの周辺でも関連イベントのためのハブホテルの需要が見込まれるとのことだ。(星日報07.6.21) こうした宿のありかたは別に新しいことではなく、大寺院のそばの巡礼宿がそれに当たるだろう。ヨーロッパの片田舎を調査中に宿が見つからないというので、お寺の向かいに行きなさいと指示し、その通り宿があって泊まることができたとは、郡司正勝先生にうかがった興味深い逸話のうちの一つだ。

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広い露天に入りたい

2007年07月29日 · Tour

群馬県草津温泉の西の河原(サイノカワラ)露天風呂はまわり一面の山の緑と相俟って、日本一広い露天風呂と言いたくなるが、500m2弱のここより大きいのが福島県にある。いわき湯本温泉のスパリゾートハワイアンズ内の与市はギネス認定で1000m2とか。自然湧出温泉でなければ、アイスランドのブルーラグーンは何と5000m2。隣接する地熱発電所が汲み上げた地下熱水(温泉)の排水を再利用した施設でほとんど湖。もちろん水着で入る。個人的には四季折々の自然に囲まれる開放感と、温泉流れる渓谷を登って行く道筋で、西の河原を推す。

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ヤスミン・アハマドとマレーシア映画新潮

2007年07月09日 · Malaysia

東京でマレーシア映画がまとめて上映される。場所はなぜかお茶の水のアテネ・フランセ。会期は2007年7月31日(火)〜8月4日(土)の5日間。日本マレーシア友好年(国交成立50年)記念とのこと。国際交流基金映画講座でもある。
公開スケジュールはこちら
ヤスミン監督の『細い目』『グブラ』は現地でVCDを入手済みだが、昨年、UPMでの国際マレーシア研究学会でプレミア上映された『ムクシン』をもう一度見たい。手持ちのオーキッド年代記を見直してから行こう。
未見の『ラブン』やジェームス・リー(李添興)の新作、知己のタン・チュイムイ(陳翠梅)、ホー・ユーハン(何宇恒)の作品も見たいが、その頃はマレーシア。馬華文学作家、何乃健の親類の何宇恒は、アンディ・ラウ製作の『Rain Dogs』が公開間近とのこと。マレーシア華人の若き才能を、できる限りサポートし続けたい。

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中国における「民族」の象徴化と観光

2007年07月06日 · Area Studies, Podcast

ー「内蒙古大草原」とはなにかー
フフバートル先生(昭和女子大)を招いての内モンゴル合宿事前研修は以下の通り。
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前半の講義podcast-original3.gifはメモを参考にお聴き下さい。
○多民族国家中国の「民族」
-孫文の「五族共和」
–五族:漢、満、蒙、藏=チベット、回(ウイグルなどの回教徒)
cf.『五体清文鑑』(清朝時代の満、漢、蒙、藏、ウイグル語辞典)の「五体」
-蒋介石の「宗族」
cf.台湾蒙蔵委員会
-中国共産党の「少数民族」
○中国共産党の少数民族政策
-民族「自決」から「区域自治」へ
(独立を許さぬ民族「区域自治」)
-ソ連モデル
○民族識別
-1955.12 民族語調査工作隊派遣
-400以上の民族名自己申告から漢族を含む56民族を確定
○少数民族の分布
-55少数民族-154民族区域自治地方(1999)
-総面積6割強も人口1億人弱
-5つの自治区(設立年)
–内モンゴル自治区(1947):新中国成立以前で今年60周年
–新疆ウイグル自治区(1955)
–広西チワン族自治区(1958)
–寧夏回族自治区(1958)
–チベット自治区(1965)
○民族とは
-スターリンの定義:心理状態の共通性を基礎
-ナロードノスチの定義:歴史的共同体
-cf.田中克彦(2001):『言語から見た民族と国家』.岩波現代文庫.
-文字の有無
○中国の民族政策の流れ
-1949基本政策,1954憲法
–民族幹部養成の民族学院設立
-1957 急進化
–「地方民族主義」、「民族右派」批判
チベット動乱
-1966-76 「民族問題は階級問題」
–フフバートル少年時代で民族文化打撃の記憶
-1978 民族工作復活
○Ethnic Tourism
-民族の観光資源化
-見せたいものと見せたくないもの
-テーマパークの事例(観光の体験から)
–深セン 中国民俗文化村 1985-:「人種のるつぼ」の展示
–北京 中華民族園 1994- 成功とは言えない
-民族要素の象徴化
–ゲル(モンゴル)
–歓迎歌(モンゴル)
–エスニックレストラン(食)
—特にステージレストラン
-中国人の国内観光開始
–1990s-
–外国人観光客から中国人観光客への移行による多様化
○内蒙古大草原とは何か
-象徴化されたモンゴルと商品化された草原
-’草原’の地理的概念-ステップから
-1950s-草原小説,歌,映画
–Nostalgia
–中共指導の下
-1980s-国内観光ブーム
-大草原,小草原という固有名詞
-観光ゲル
○民族の象徴化事例
-建築
-土産物(「蒙古土産」)
-cf.「蒙古土産」1907(明治40)刊の著者について:
一宮(河原)操子(みさこ) 1875-1945
教育者。長野県松本市生れ。1903(明治36)内蒙古カラチンの毓正女学堂設立のため赴任。カラチン王夫妻の協力を得て対ロシア情報活動の極秘任務につく。1906(明治39)日本に帰国。 「蒙古土産」所収の『近代浪漫派文庫10』はR本館所蔵(NDC9||918.68||H 56)。
○モンゴルのイメージと象徴(モンゴル国の画像から)
-草原、馬、遊牧、モンゴルリアンブルー、チンギス・ハーン、モンゴル相撲、-馬頭琴、-オボー、-ナーダム(建国記念)、タヒ=野生馬、、、、、、
○内モンゴルのDVD資料
-馬の象徴:女性の踊り、「馬頭琴オーケストラ」
○市場経済
-伝統文化の商品化
-他地域との差別化
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土産物の靴。右はモンゴル国製、左は象徴化された内モンゴル製。
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モンゴル縦文字で「フフホト」と書かれた市内モニュメント。
講演後、大塚のモンゴル料理店チンギス・ハンで、昭和女子大の先生方と学生10+2名、皇太子に同行してモンゴルへ行く朝日、讀賣、共同らマスコミ関係者を交えて食事会。ゲルの中で民族衣裳を着たり、食文化についてレクチャーを受けたり、モンゴル相撲の格好をさせられそうになったり。東京にこんなにと思うほどモンゴル人のお客さんが多く、民謡(母の歌)も聴かせてもらえた。
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旅のネット予約

2007年07月01日 · Tour

海外出張の航空券やホテルを、自分でネット予約するようになって久しい。
航空券は、以下のようなチケット検索サイトで該当日の相場やキャリア情報(曜日時間帯)を調べる。
Travel.co.jp
AB-ROAD
表示額にプラスされる燃料税、空港使用税がくせものだが、値段、曜日、時間帯の順でエージェントを決める。知り合いの旅行社にこれ以下で、と調べた値段を示すという図々しいやり方もある。チケット事前送付か成田カウンター渡しか、エージェントにお任せだが、送付の場合、出発日までに届かないと悲惨だ。よって、eチケットを選ぶ場合もある。
ホテルは、そのホテルまたはホテルチェーンの直営ウェブで予約するのが最もお得。なお、以下のページは評判(都市ごとの順位付き)、予約サイト比較ができて使うことがある。
Tripadvisor
クレジットカード番号を入力するが、有効期限の年月が04-10などと「月年」2桁で入れるところが間違いやすい。

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