田中光二著、集英社文庫、1995
4章ある長いあとがきにも記された通り、著者がデビュー以来熱望されながらも避け続けて来た、亡父田中英光についての私小説。長くさがしていたが、おととい文庫ボックスの棚で発見。単行本(1992)は今でも手に入るが、文庫は絶版のよう。
この作家を紹介してくれたのは高校時代の同級生。『異星の人』や『白熱』を高校生のとき出たばかりの文庫で読んだのを覚えている。その同級生は当時の私からすると老成した趣味人で、他に小林信彦や自転車など結構影響された。今はどうしているだろう。
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