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世代論

2006年05月23日 · コメント(0) · Area Studies

世代論と言えば、団塊の世代(47-49年生まれ)が定年を迎える07年問題が注目されているが、十年毎の五十年代生まれ、六十年代生まれといった固まりが気になっている。私が感心する論文、コンセプトが三十年代生まれの著者に集中していたのがきっかけだが、生まれ年によってそれぞれの世代が、共通の動かし難い時代感覚を獲得する雰囲気、できごとがあるのではないか。団塊の世代は団塊ジュニア(71-74年生まれ)を文字通り産み出したが、80年生まれの中国人留学生からこんなことを聞いた。
ーー自分の親は文革世代で下放も経験している。お前の頃にはモンゴルに行ってこうしていたなどと聞かされる。それで自分も外に出ることにした。
一般に中国の一人っ子世代は評価が低いが、文革世代で大動乱を経験した世代の子供たちと考えるとちょっとイメージが変わった。そう言えば、三十年代生まれは私の親の世代だった。

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